視力回復トレーニングは有効?

 マジック・アイや3Dアートなどの名前で、焦点距離を変えて絵や写真を眺めると立体的な3D画像に見えるものがあります。そして視力が良くなるとして、色々な3D画像を収めた本がたくさん売られています。なぜこうした画像を見ると視力が良くなるのでしょうか。これは焦点距離を変える訓練になるからです。
 3Dアートは、平行法と交差法があり、見方によって浮き上がって見えるか、へこんで見えるようになります。ちょっと練習すればどちらかの方法で立体視できるようになりますが、ただ見ただけでは視力回復という意味ではちょっと物足りません。通常、近眼の人は平行法、遠視の人は交差法で立体視できるようになる方が簡単だと言われています。やりすぎると目が疲れてしまって良くありませんが、ピントを調整する力をトレーニングするという意味では、自分が苦手とする方法を練習した方が、効果があることになります。
 DSソフトに眼力トレーニングというソフトがあります。動くものを目で追って、動体視力を鍛えるためのものです。お金をかけなくても、電車に乗っている時や、人が運転している車に乗っている時、看板の文字を認識できるように訓練したり、速読したりする事でも動体視力を鍛えることができます。なぜこの動体視力のトレーニングが注目されているのかというと、人間は通常加齢とともにこの動体視力が衰えてきます。高齢の方が事故を起こしやすくなるのは、この動体視力の低下によるものです。動かないものを見るよりも、日常生活では動いているものを見ることの方が多いはずです。ですから動体視力を上げると快適にものが見えるようになるのです。また、人は画像を認識するのに脳を使います。動くものを見る方が脳の処理は大変なので、誰でも静止視力よりも動体視力の方が下がるのです。動体視力を上げるという事は脳の処理能力を上げる事にも繋がるのです。
 100円ショップなどでも売られている、ピンホールメガネを見たことがないでしょうか。これも視力回復効果があると言われています。ピンホールメガネでは無くとも、近視の人は遠くにあるものを見るためによく目を細めてものを見てしまいます。小さな穴からのぞくと、それまではっきり見えなかったものに焦点があって見えるようになります。ためしに手で小さな輪を作って隙間を除いてみて下さい。裸眼で見るよりも隙間からみただけではっきりとものが見えるようになります。見える範囲が狭いと、その分光の屈折が少なくなり、焦点深度が広がって遠くが見えるようになります。なぜこれが視力回復に繋がるのかというと、光を調整するための機能を休ませることができるからといわれています。ピンホールメガネを使う事で、裸眼の状態のままピンホールメガネで見たときのように、くっきりものが見えるようには絶対になりません。ですが、目を休ませるためにはお手軽な方法です。
 さまざまな視力回復方法がありますが、どれも目が疲れてしまうようではいけません。やりすぎないように、日常的にちょっとずつ試してみるといいでしょう。

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