レーシックの前に知っておくべきこと

 日本でレーシック手術が行われたのは、2000年からで、レーシック手術が日本で始まってからすでに10年以上経ちました。といっても、10年程度では本当に安全なのか不安だという人もいるでしょう。30年後や50年後、どんな危険があるのか、それは日本だけでなく、世界中でレーシック手術を受けた人を見ても確実なことは言えないというのは事実です。そもそもレーシック手術には、世界的にみても20年程度の歴史しかないのです。
 まずは視力回復手術の歴史を見ていきましょう。屈折矯正手術の理論そのものは古くからあり、日本で最初に角膜切開による視力矯正が行われたのは1939年のことで、これが世界で初めての視力回復手術です。日本で行われたのは、佐藤式RKと呼ばれる手術で、レーザーではなくメスで角膜の表面と後面に切り込みを入れる方法でした。ですが後に水抱性角膜症が多発し、この手術は行われなくなりました。
 そして1970年代に入ると、屈折矯正手術は飛躍的に進歩します。1970年代当時のソ連で、後面に切り込みを入れたために水抱性角膜症が起こると原因が突き止められ、角膜前面のみをカットする方法が広まりました。この手術方法が、現在RK手術と呼ばれているものです。現在も、軽度の近視ではこの方法を選ぶ人もいます。
 そして同じく1970年代にエキシマレーザーが開発され、強度の近視にも効果的なPRKという方法が確立したのです。角膜の表面にレーザーを当てて角膜を薄く削除する方法です。現在もスポーツ選手など、レーシック手術では職業上の問題のある人が受ける方法です。
 レーシック手術は、角膜に切り込みを入れて、一部を残しておいてフラップというものを作って上にかぶせるという方法を取ります。この方が、回復が早く、RKやPRKに比べて早く視力が安定します。世界で最初のレーシック手術が行われたのはギリシャで、1990年のことです。日本以外の国を見ても、レーシック手術にはそれほど長い歴史はないことが分かります。1990年代にレーシック手術を受けた人の中には、もちろん後遺症や合併症を起こしてしまった人もいます。そして現在であっても、良好な視力を維持している人もいます。レーシック手術は100%の保証はできない手術であることに変わりはありません。
 レーシックの安全性と、そして危険性その両方を知るために、もう少し詳しくレーシック手術についてみていきましょう。

レーシック手術のその前にTOPに戻る

PR

ページのトップへ戻る