視力矯正方法

 レーシックは視力を回復させる方法ですが、視力を回復させるのではなく、眼鏡やコンタクトなどで矯正する方法が一般的です。レーシックとは違い、矯正をする場合はずっと使い続けるのが普通です。
 視力の矯正方法として最も歴史があるのがメガネです。世界で最初に作られたメガネは、凸型の片眼鏡でした。凸レンズそのものは紀元前3世紀ごろには作られていましたが、メガネとして利用されるようになったのは13世紀頃といわれています。ガラスの加工技術が発展したイタリアはヴェネチアで、ここからヨーロッパ中に輸出されるようになります。15世紀には凹レンズが作られ、さらに、現在日本でおなじみのつるのついたメガネの原型が作られます。当時は頭のうしろで、ひもで結ぶ形でした。片目だけの視力が悪い人というのは少ないので、二枚のレンズを使った方が便利そうなイメージですが、19世紀のヨーロッパで片眼鏡、モノクルが大流行したために、今でもヨーロッパ風の漫画やアニメなどではキャタクターを表現するアイテムとして使われています。
 日本にメガネを伝えたのは、日本に初めてキリスト教を伝えた、宣教師フランシスコ・ザビエルです。最初は高額な輸入品を、大名などの限られた人しか所有することはできませんでしたが、江戸時代の間に国内生産されるようになり、メガネ屋さんが作られています。もちろん庶民はなかなか使えない高価なものでしたが、徐々に普及していき、明治時代には庶民も手に入れられるようになりました。
 眼鏡はコンタクトレンズに比べて、目に対する負担が少なく、ケアも楽という事で、コンタクトレンズを使っている人もメガネは持っている人が少なくありません。メガネのデメリットとしては、左右の視力が異なる人がメガネを使うと、左右で大きさが違って見えるために眼精疲労が起きやすいことです。また女性では鼻当ての部分にファンデーションがついてしまい、メイクしにくいというのも欠点といえます。
 一方、コンタクトレンズは、直接角膜の上に乗せるため、眼鏡とは異なり歪みが少なくなるというメリットがあります。最近は度ありのカラコンもさほど効果ではなくなってきましたから、目のオシャレを楽しみたい女性にはおしゃれと視力矯正、二つのメリットがあります。
 コンタクトレンズを世界で最初に作ったのは、ドイツの学者、アドルフ・ガストン・オイゲン・フィックで、コンタクトレンズという名前を付けたのも彼です。自分の目に装着して実験したそうですが、当時はガラスで作られていたために10分程度の装着が限度でした。日本でコンタクトレンズが作られたのは1949年のことで、1951年に実用化されます。これが現在のハードコンタクトレンズの原型になりました。ソフトコンタクトレンズが作られたのは1971年のアメリカです。装着感の良さから、現在の日本ではソフトレンズの利用者が多くなっています。ハードとソフト、どちらが良いがかというのが良く議論になりますが、ソフトレンズは使用感の良さがメリットであると同時にデメリットでもあります。ハードレンズは目に異常があると痛くて装着できなくなるため、何らかの眼病を発症してもすぐに気付くために重篤化しにくいのです。逆にソフトレンズは、目に異常があってもあまり違和感がなく、気付かずに使い続けてしまうのです。どちらが良いかは一概には言えませんが、どちらもメガネに比較すれば、角膜への負担はありますから、メガネより慎重に使用する必要があります。

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